うたの一覧 (カテゴリー：恋愛 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
釣糸を垂らす君の背にもたれひたすら月を見ている夜だ
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聴雨
墨染のゆふべ朽ちゆく花ひとつ恋の行方を教えしやうに
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聴雨
いつの日か君に触れたきものとしてわが指先を眺むる夕
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聴雨
待ち侘びしなほもいざよふ月影に愛しき方の歌重ねつつ
6
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詠み人知らず
愛しきよし歌にはこころの添ひゆかむ身はおのづから音無しの滝
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原 沙良葉
るるるるとフォークで混ぜる（そのスープスパゲティ実は子宮なんだよ）
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栞桜
離れゆく想ひも何も砂塵と化して散りゆく花も季節外れと
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本間紫織
十分に熱を与えて開けない貝はどこにもゆけないさだめ
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本間紫織
引き潮に渡す涙を滲ませて生まれた脚は真っ直ぐに立つ
2
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本間紫織
唇で紐解かれゆく愛玩具裸の月はじっと観ている
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本間紫織
行く宛のない声たちを受け入れる白きポストに寄り添う背中
1
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本間紫織
パプリカに止まれ止めろといわれても夏が僕らを変えてしまった
2
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詠み人知らず
好きだった君ばかりを思いだし七日間泣くセミもいるだろう
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かぐら
（少女）「晩婚になるならいっそ食べてけろ」（虎）「季節のひとつと結婚したら」
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芳立
燃えながら暮るるひと日にひとしれず咲きて終はれる稲の花かな
10
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かぐら
ひとひとり消えることでも重きこと九重ひとつ満ち咲いて人
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かぐら
日の生まれて星は短い歌となり歌はあの世の代わりとなりぬ
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かぐら
すべりみち かわいたみちにぬるまみち 魚の浅い蓮のまさみち
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かぐら
祈りあれ 折り紙に書く短歌とは 「あなたの予定が未定ではない」
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横雲
つれなくも薄くやなれる夏衣忍べる袖に月影の濃し
4
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