うたの一覧
(カテゴリー:自然 並び替え:新着順)
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浅草大将
あてどなく濡れて辿ればなが崎の雨もつれなき石だたみ道
13
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紫水大夫
初夏の香に似合う花はと言問わば 茶臼の山の花つつじかな
20
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虹雲
跡絶えしは五月の風か地を這ひて心に白きどくだみの花
4
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螢子
夕飯を終へるも外は明るくて夏はどうやらすぐそこにいる
12
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ふきのとう
亡き義母が丹精込めたしゃくやくは今年も花つけ大輪になる
11
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悠々
六月の空も空なり美しき空にあらねど慈雨そそぎけり
23
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さる
衣替えけふのさむさにためらふも朝日のひかり六月朔日
7
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笑能子
しみじみと塩一粒の旨味かな一歩控えて主役となりて
4
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虹雲
トマト樹の香り鼻孔をくすぐりぬ光の奥の少年の夏
9
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藍鼠
雨はいやだが、紫陽花の花季は降ってほしいと思ってしまう。
6
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たぁぼう
大自然に包まれて 一人思うこと 小さな自分と 貴女のこと
5
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芳立
迷ひゆく眼に沁むる夏草もみなぎる川もあやまちぞなき
12
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日央
降り続く雨は外と自分とを仕切る、まるでカーテンのよう
3
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日央
暑き日はささやかなれど風戀し 故に呼びたる風待月と
6
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螢子
水無月を迎える田には早苗なく瑞穂の國はいかにあるらん
8
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加祢
風にゆる青きもみぢのさはやかに枝の葉先より紅く色さす
14
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浅草大将
初夏の陽は野に山に降りそそぎもゆる草葉のみどり煙れる
13
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庭鳥
工事柵下から咲けるさつき花小さなブーケ五月見送る
8
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トーヤ
目がくらむ青さと光と白い雲伝えてくれた夏のはじまり
6
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詠み人知らず
けさ咲きしがくあじさいの花一輪道行く人におりてささげぬ
18
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