うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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粕春大君
つばくらめかへる野中の夕暮れに尾花ゆすらふ秋のすずかぜ
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浅草大将
秋たけて霧立ち込むる湖をなどてかすみが浦と言ふらむ
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浅草大将
小夜ふけて神の斎庭にわたる音は何をいのりの鈴虫の声
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薫智
リハビリを兼ねて都内を散策し自然包まれ野にかえってく
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geriondc
また誰もいないところにあるきだす つめたい風がすきなだけです
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小夜子
虫たちの子守歌にて夢結ぶ故郷は今日も雨の匂いで
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geriondc
羽根のない扇風機で金魚すくいを 羽根のない僕らにはお似合い
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鵜飼寅彦
犀の子が親とはぐれた秋の夜は心臟破りの坂もゆるやか
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薫智
淡々と林檎の皮を向いているジャムの香りを楽しみながら
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薫智
紅色の林檎をかじる郷里から届いた想い景色と重ね
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詠み人知らず
大風のもたらす慈雨は秋を呼び汗ばむ昨日遠きにありて
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詠み人知らず
雨上がりきれいに桜さきみだれ暗くなってもライトでてらす
14
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詠み人知らず
池の面にうつる満月ゆらめいて光を返して木の根をてらす
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詠み人知らず
幾種かの古代米育てし老人の涙が光るいねかりの日に
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半格斎
秋の陽はいつともなしに柔らかく樺の木のもと陰もいとほし
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半格斎
風にゆれ飼料の黍はたち枯れて靜かに待つは取り入れのとき
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きりあ
食べますかその一言を訊けること秋の豊饒折々にふれ
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恣翁
秋風は 池塘を渡り 波立てて 燧ケ岳の 雲のみ映す
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恣翁
牛首の 山を背にした 白樺に 微かに響く 熊除けの鈴
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恣翁
雲間より 洩れる光に 照らされし 至仏が山に 続く木道
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