うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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海生ろらび
雨あがり 水面に添えて桜花 掬いて飲むは 純春の味
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みみ松
前を行く子の背に落ちた花びらも摘まむ指も冷たし花冷え
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芳立
かへり来じ放課後はただいたづらに花ぞ乙女にふりやみもせぬ
7
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半格斎
遠見れば空の青さも何せむに白神の峰に雪はのこりぬ
15
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卯月
五十億年後に太陽死ぬでしょうでもスーパーにいま肉がない
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卯月
ぼくたちは泣かなくていい宇宙から見れば地球はこんなに青い
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hana
春風に勇み巣立った桜の子雨に集いて大輪と成る
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トーヤ
薄くない雲が夜空を包んでくひとりじゃないといっているのか
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詠み人知らず
悪魔でも此処までせんよ神の仕業？女の腐ったような奴やな
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染季
吹きつける風を逃れて春雨は硝子に残る薄紅の露
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芳立
うしほにもものをいはきの桜木はおのが花をぞわすれざりける
10
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日央
美しく着飾る姿を見せられぬ佐保姫流す涙と言へし
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只野ハル
ひとつきを過ぎたその日の被災地に最大規模の余震あるとは
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ふきのとう
花冷えにコート羽織りて公園のこぶしの白き濡れ落つるなか
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詠み人知らず
佐保姫はするりするりと帯を解きうな垂れている男子ほころぶ
1
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葉月きらら☆
春の日に包まれたくて首に巻く色とりどりのスカーフひらり
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詠み人知らず
うす桃の花弁に赤きつぼみ映え春風にゆれるしだれざくらよ
7
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京
あの木も桜だったんだねと１００メートル先には届かない口笛
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高野鴨
穏やかに 咲う桜木 ひともとを 心にうつし 故郷を出づ
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高野鴨
朝ぼらけ 妹の眠れる 夢の間に 初音さやかに うぐひすの訪ふ
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