うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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くらら
窓を打ち 叩きつけるよに 降る雨は この やりきれぬ 気持ちにも似て
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坂田透
「卒業」という文字を前にふと思う 私は春の嵐になりたい
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舞
かき氷口を真っ赤に食む子らは楽しかるべし真夏あお空
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舞
いつの日か回らぬ鮨屋いこうねと語りつ渡す給与明細
16
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つつむ
ふと起きてネットでベビーパウダーを探し始めた五時五十分
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もなこもち
レコードの針は音色に酔いしれて盤面をふわり行くスケーター
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もなこもち
ベランダで拾ったセミのなきがらは月曜の朝もえるゴミとして出す
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果禾緒
落ちた髪 粘着テープで片づける 今の今まで私の一部の
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橙田千尋
メイドインラブのスカート在庫処分値下げ価格より３割引
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橙田千尋
暑すぎる！ 工事現場のカラーコーンとけてケチャップになったみたい
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ながさき
迷う人を「衆生」と名付け、 悟る人を「仏」と名付く 心の明暗
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へし切
こうとしか吾が身をおけぬ不器用も誠至れば漢の本懐
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橙田千尋
書きかけのノートの最後赤文字で「自殺志願者はレモンを持つな」
3
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呉竹の憂き節
水茎の清き影ます鏡かなかくる行方はいづくなりとも
4
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麻
さらでだに千々に乱るる秋雲を映す水面に夕風ぞ吹く
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果禾緒
現実を離れたく風の背中に乗り竜宮城へ行くうたた寝
3
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海恵ふきる
呪いにも似ていることだ午後の陽が気怠く融けた教科書を捨てる
5
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海恵ふきる
カッコ良いロックでノッて闊歩して足をくじいた深夜二時半
2
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工藤吉生
オレが木になったとしても「なるようにしかならんよ」と言うんだろうな
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絮谷新
自転車屋チューブに湧きし泡沫の消えて初秋の風の通ひぬ
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