うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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ゆうくん
かぶと虫 空き地に暮らす 木の王は 幼い胸の 勲章となり
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ゆうくん
友の手に 眠るトマトは 夏色の 億千万の 種を抱きしめ
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恣翁
風吹けば 果てしなき野に 草靡き 天包に似て 全てを覆ふ
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愛七実
蝉歌や内地暑中を偲ばるる我が此処一つもミンとも鳴らず
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みやこうまし
日暮れまで鳴く蝉の聲切なくて儚き命に涼風が添ふ
9
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白川剛
行く夏の空に浮かみし白雲の玻璃の塔にもうつりけるかも
9
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千巻
砂熱き九十九里浜駆け行けば水平線は我を囲みぬ
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薫智
木漏れ日と煌めく風に身をよせてただ揺れていて日々は終わって
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ゆうくん
夏空の 涙の色に 染まる花 ワイングラスと 揺れる朝顔
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あそびくも
暁の東の空ほの明かりさし雲のみぞまだ惜しむ夜半かな
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みなみぐち
熱心に蝉のぬけがら探してる儚いものの代表として
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只野ハル
山間の村に雷鳴轟きて雨の引幕眼前を過ぐ
7
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半格斎
遠からず消えゆく暑さとおもへども今凌ぎたく木蔭涼さむ
11
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緋色
がむしゃらにただ生きつつも気が付けば誰かを癒す緑陰の日々
17
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みやこうまし
涼し朝わかれ惜しみて朝顔の涙とも見し露のかかれば
11
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芳立
なにもかも脱ぎ捨てるからノーサマーノーライフだね蝉がうるさい
8
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芳立
うつせみの世を脱ぎ捨ててゆく夏の直なる声はしぐれふりつつ
6
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恣翁
日の暮れを 待つかのやうに ひっそりと さびしい胡麻の 花咲きにけり
31
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半格斎
のびていくあさがほの蔓や行き場失せ薔薇の小枝にすがり咲きたり
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須藤以心
夏の陽は弱火もて焼く蛇口から水飲まぬこと久しき我を
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