うたの一覧 (カテゴリー：子供 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
新生児のあとより出でし胎盤のなまなましくもすこやかなりし
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三木代ちょう
公園に上がる子の声キャンキャンと空にこぼした雲がにじりにじりと動く
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三木代ちょう
満月は満ちるに月かと聞く声のノートを見れば右下がりの月
1
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からしニコフ
母さんはお疲れだからそっとしておかれてるのか放っとかれてるか
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詠み人知らず
息子二十歳出かけしのちの玄関に若き雄の香水のにほふ
5
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みなま
二人とも式を嫌って出ずにいてだからか成人とは程遠い
5
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日向猫
生まれ出たときより個人として歩み 人に成るとはいかなることか
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詠み人知らず
抱き寄せて頬ずりすればやはらかくお菓子のやうににほひたつ次女
6
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南美帆
息子弾くヴィヴァルディにて目が覚める休日モードの自堕落な母
4
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南美帆
生まれ出た娘を胸に抱いた朝闘志湧き出づ仲間増えたと
1
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南美帆
ミキサーでケーキの生地を混ぜる吾子成長したね明日で六つに
5
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想野
ささいなることで子どもを叱りたる朝のコーヒーひときわ苦く
9
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芳立
わらはべが敬礼すれば応ふるに怠りはなし白バイのひと
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恣翁
我が子らが独立せませば 笹の露のみ求めまし 身の程知れば
16
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詠み人知らず
うすあまくたきたる小豆煮崩れしをシニヨンの次女のよろこびたうぶ
5
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詠み人知らず
黒髪のをとめをおくりかへりみち氷雨にけぶる生駒山見ゆ
7
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南美帆
同じ事何万回も注意され直らないのも一種才能
5
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南美帆
息子の手柔く温か大きさも母に迫るも繋ぎたがりて
8
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南美帆
始業式キツくて入らぬ上履きを不貞腐れつつ持ち帰りたり
4
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詠み人知らず
松葉杖娘の歩調一歩一歩道をたどりて付添ひ登校
5
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