うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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夕夏
くるましゃかいをだっきゃくしようてつろしきつめきままみがるなたびに
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秋日好
遠かれど「私の耳は貝の殻」常に微かに海鳴りのする
20
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灰色猫
突然の雨に降られて天仰ぐこれは叶わぬ夢だったもの
21
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灰色猫
さくらいろ色留袖の撫子の髪に結はれる真白きダリア
18
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夢士
窓に入る虫の清か風に乗り言の葉紡ぎ夜長楽しむ
16
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ジョシュ
湧いてくるわいてくるこれが自信か
4
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へし切
からきにも蓼食む虫の好き好きに馴るればやすきこの憂き世かな
26
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橙田千尋
サイレンが鳴る直前に司会者は大いに笑いスープは冷める
4
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藤本
ダサいパンツ選んで履く日は（仮）マークを隣に置いて歩こう
3
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TKG
涙する灰色の空車窓から眺めておれりリュック抱きつつ
4
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TKG
ちょこちょこと動き回っていた蜘蛛の遺体に命の儚さを知る
2
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詠み人知らず
朽ちかけの鉄橋渡る足の裏電車の振動こうも響くか
2
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秋日好
いつのまに指折ることも減ってきて歌心さえ置き去りにして
19
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夕夏
ふじゆうなきまりのなかにあるじゆうわりきれぬおもいのこもるかず
2
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水也
ここにいたくはなくてどこかへいってさいごにはまたよるのなかほど
3
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秋日好
夫と買うソーラー裸電球が釣瓶落としの狭庭を照らす
14
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秋日好
年経れば心も体も痛み増え麻痺をするのは自己だけがいい
14
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鈴木たとえば
浴槽を出でんと掴む手摺あり浮世へ戻る力をもって
12
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灰色猫
どうしてか人の痛みは慣れるものほんとはちゃんと感じたいのに
17
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わび助
長月を知らぬ若人の心根になびく夜風は短し時かな
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