うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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ふきのとう
ミニ薔薇は一つ二つの蕾つけ秋空のもと明日咲きかむ
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トノゴジラ
目覚むれば羽根の布団の穴の中何処に置いたか長袖パジャマ
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茂吉
風なするクレヨン跡を辿り行き目鼻も染める金の木犀
3
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半格斎
木枯らしの立つを覚えて燃えさかる散りゆく前の山の楓よ
16
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日央
萩の花 寂しき影を 思ひ侘び 山から一つ なく声ぞする
6
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杏理
いつの日かちしゃ菜頬張り孕むのと 少女は誰も知る昼下り
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悠々
高潮が來るぞの悲鳴より迅く魔物は村をひとのみにせり
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紫草
生垣に揺れる若葉を見ていたら まるで子どものかけっこのよう
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けにちん
サツマイモは紅さと甘さを包み込み秋を届ける配達員か
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あき
刈り入れを済ませた広い田圃には巨大マシマロごろり転がる
13
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ゆうくん
十月の 花を眠らす 雨の音に 無花果の実は 甘き夢見て
4
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高地えりか
悠然と羽根を休めるようでいて階段の端とんぼ動かず
5
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高地えりか
秋の夜のつめたい雨に濡れながら金木犀のなお匂いたつ
3
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さい
夕立ちは昨日限りで去っていき代わりに来る今日の秋雨
7
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まがね
流れ星おこした風が私へと届けた言葉「叶いますよ」と
5
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まがね
星の数今も昔も変わらない空から消えて地上に生まれた
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七色コイン
冬に言う きみはゆっくり 来てくれよ 冬が答える ままならぬこと
16
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せいか
木犀の強き香りに振り向けば入り日背にして輝きわたる
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麻倉ゆえ
ひとかじり月見団子の十三夜クレーターなき遠望の月
5
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ねずみ
肌寒さ覺え目覺める明け方に知らずの歳を 感じる秋よ
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