うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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芳立
暗みこそうめにはつ音の朝をまつよにあは雪の消ゆるあだ花
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詠み人知らず
おばちゃんの描きし椿一輪が形見の品になってしもうた
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武田シンノスケ
宇宙の「上」は一体どっちだ
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想野
夕べにて 強者どもの城山を黒きからすが埋め尽くしたり
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いちにのパッパ
神田川よればゆるりと鯉つどう今年さいごの木漏れ日の中
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詠み人知らず
すっくと立つ 凛々しい女のような朝 曲げた背中を しぶしぶ立てる
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おかき
餌を撒いてきゃぴきゃぴ集う鳩たちと季節はずれの神社にて過ごす
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浅草大将
鋭き風に霰玉ちるつるぎ刃の身を切る寒さ今日ぞきはまる
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みやこうまし
冬時雨やわらぐなかの曇り空しんなり包む春の蠢き
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さる
うっすらと積もりし雪の眩くも今年初めてわが庭かざる
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聴雨
いつよりか傍らにゐし猫とみる雨とつとつと大寒の朝
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悠々
王道も樂土もあらじ饑餓と病み骸ゆ咲かば血の曼珠沙華
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いちにのパッパ
ぎんぎんに冷えたジョッキに触れるごと額つき刺す冬日の風は
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住川幸
この雪は抱き留められぬ汚し合う 泥濘る夜道が靴底を噛む
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みやこうまし
梅が枝の萌える花芽を横に見て今は限りと山茶花の咲く
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浅草大将
幾とせをふるとね川のはつ雪や眺めかはらにむかし思ほゆ
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透子
優しさも厳しさもなくただ白く世界を眠らせようとする雪
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工藤吉生
目的のために手段は選ばない 障害者用押しボタン連打
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ゆうくん
雪の香を 運ぶ冷たき 風の川 枯山水の 白き世界に
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ゆうくん
寒椿 花びらの舟 旅立つは 空の涙が 流れゆく河
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