うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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紫草
音もなく舞う雪ひらり手を伸ばしつかめど消えて証し残さず
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木綿
人のため花実落とされ天仰ぎ何を思うや揺れる椰子の木
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ゆうくん
音優し 木の芽の月に 降る雨は 春待つ母の 歌の如くに
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ゆうくん
春を待つ 星の光りに 目覚めてか 木々ささやきぬ 風の言葉で
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詠み人知らず
土少しもたげて福寿草ほころびぬあたかも節分の光集めて
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紫苑
春近し子ら遊びゐる浜の辺に波頭きらめく点描のごと
7
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ゆうくん
暦では さよならの朝 いま空に 雪去りがたく 光る涙と
1
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ゆうくん
早咲きの 梅香りゆく 春を待ち 空に留まる 雪の涙の
4
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みやこうまし
雨曇る空掻きわけて辛夷の芽背伸びしていぬ春を焦がれて
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透子
朝の陽にまだ融けやらぬ薄氷はるかな天も冷たく冴えり
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詠み人知らず
北風が押し戻してく自転車に降りだした雪 まつ毛にとまった
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只野ハル
低空をエイリアンシップのような灰色雲過ぎる風の朝
1
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詠み人知らず
窓枠に鷺が映れりあの鷺もめいめいブランコゆらしていたか
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芳立
さみどりもからくれなゐもわづらはぬ今身ひとつのけやき立つ空
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ふきのとう
一面の雪の世界に夕日さし光と影はわれをのみこむ
14
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オカモト カヲル
振り返る スコップ分の道幅に 光太郎の歌 励ましている
2
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みやこうまし
窓ぎわの観音竹の長き影春日に変り短くなりぬ
16
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詠み人知らず
雪溶けて赤寒椿一輪が今朝の日に照る目にあざやかに
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紫苑
里やまに春の隣りの近ければ梢を透かすひかりやはらぐ
9
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詠み人知らず
街灯の消え入りそうなオレンジは吹雪の中の蛍みたいだ
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