うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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河のほとり
五月雨の晴るる間もなき山もとに灯けぶる里の夕闇
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笑能子
新生姜漬けるそばから染まりゆく内に流るる恥じらい故に
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falcon
思へども初めてひらくはじらひに八重のかさねの薄紅染むる
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菱谷真青木
夕暮れはそれ自体から発熱の気配がしてるひとりはひとり
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菱谷真青木
思いきりよく跳べと言うが如くに春はらはらと雪は降り積む
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菱谷真青木
春の日にふと真っ黒に染まっていく私ですから海を見せてよ
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紫苑
汕頭の日傘に青き影ゆれて格子戸のうち夏は来にけり
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ふきのとう
水田に羽を休めるかも二羽は仲むつまじく餌をついばむ
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香子
人がみな空に魂うばわれた そのとき影は自由を味見
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七霞
風吹いて指から落ちる花びらがぽろぽろこぼれる思い出のよう
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かぐら
吹きつけのマスクを忘れちゃいけなくて納品しつつ手を洗いをり
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恣翁
爽やかな 上午の風は 藤棚の 下の幼女を翠に染めぬ
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ゆうくん
青空に 二人の指輪物語 観る太陽と 月の出会いを
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ゆうくん
風光る 五月の空を 映しとり ネモフィラ青き 湖の色
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幸隆
今見てる空の青さは言葉では表せないと表してみる
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由良
春雨に濡れて色濃く匂い立つ花々に酔わされてるようで
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リンダ
風さわぎ木々が見下ろす森のなか雨を乞うなりシダの大群
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芳立
冬は夏十一月の太陽に月が重なりおほすとらりあ
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うめこ
ふと触れしアザミの棘の痛々し何を恐れてかくもなりしか
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風蘭
青の花咲きおえたあとうなだれて天のしずくをこぼしつづける
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