うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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舞
秘してある色朽ちてゆく紙写真語り部となる春夜の夢の
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横井 信
冬鳥のくるりとまわり北へ行く寒波のゆるむ如月の空
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秋蒔こむぎ
急いでもうまく歩けないと知るの人が溢れた都の地下で
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つばす
歩き方忘れし苦難の日々を経て 今一万歩歩ける幸せ
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Aquarius
時と夢儚きものの代名詞遡っても思い出せない
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へし切
くたびれた襤褸に見えたる繕ひの跡も愛ほし母の想い出
6
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中康
ひさかたの 温かき朝 せせらぎのひとの歩きて 鴨等おどろく
3
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中康
風強し 番いのカラス 斜め飛び今朝温かく 二羽畑食む
3
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舞
一日に背負いし荷物わが家のドア開ける前隠し戸棚に
4
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茂作
利き酒を妻と味わふ近江市 名附けてうまし手取川かも
10
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横井 信
週末の畑仕事の計画を思い浮かべる春めく陽射し
6
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恣翁
春雪の霏々たる中に立ち尽くす島田姿は 蛇の目の内に
9
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継海
半額の弁当買えば三百円値引きの額を時給とするや
5
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仙人の弟子
どこからか琴の音聞こえ窓を開く春の花弁漂うごとし
4
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たく
息を吐き 彼方見詰める 君の目に 流れる星も それが運命と
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中康
寒風に すそ野広げる 赤城山上州ブルー 見納め寒波
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茂作
降り立てば異國の空の港には 懷かしき香のわれ待ちてをり
9
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横井 信
吹き抜ける冷たい風にかじかんだ両手はじっとポケットの中
6
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一秋
胸騒ぐ、遠きサイレン雪の夜の見知らぬ人世へ夢は漂い
1
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茶色
老いてなお新しきこと挑むひと瞳輝き若さあふれる
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