うたの一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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Aquarius
死に顔を見ず葬式も出ないままけじめをつけず生きているはず
1
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奥月汀
十六に届く手前でみまかりし記憶の君はやさしく含羞む
6
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住川幸
人間と証明されたひとの背を離れ飛び立つ翼あるもの
3
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なりあきら
麗しき セーヌの秋は 夢なのか マロニエの葉が 彩る流れ
5
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ガビー
蝉の羽根一枚ほどの言伝を残せるだろうか 地上を去るとき
5
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ななかまど
母の味覚えし杓子手にとれば淡く濃くなる母の仕草よ
12
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なりあきら
秋と冬 移りゆく日に 物思う 去りゆく人と まだ見ぬ人に
4
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灰色猫
ふぃとぅ知れずかくれき魂に戦なき世をにがいてぃ花ゆうしゅぎゆん
4
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茂作
時過ぎて妻と尋ねるはらからの 仕舞ひの土地は今も變はらず
16
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なりあきら
枯葉より 青葉に心 惹かれるは 過ぎ去りし日の 名残の為か
4
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なりあきら
世の中を 夢と見るのは 儚くも さらにしもまた 夢を見るかな
3
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なりあきら
心なき 身にもあはれを 思わせる 鈴虫の鳴く 秋の夕暮れ
3
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滝川昌之
アケビ色 高座着をきた円楽をしみじみ探す日曜の夕
12
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ななかまど
一仕事終わりし後に憩うのは畑見渡す母の位置なり
8
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さえね
独り野辺に煙焚きつつこの秋の雨の音こそかなしかりけり
2
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ななかまど
大戦の悲しみ刻む忠魂碑次の世代へ先人の念
1
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灰色猫
戦死者に手向けた花が枯れてゆくその花にまた花を手向ける
10
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なりあきら
年を経て 悟ったような つもりでも 今だ心は 彷徨うばかり
4
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なりあきら
今はもう 青葉も枯れた 桜木に 花の名残を 想う秋かな
5
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さえね
よせかえす珊瑚の海の波の音をまくらに眠れさきもりびとよ
4
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