うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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桜園
今朝も雨に濡れるかしの葉先より緑透き通る雫たれをり
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詠み人知らず
東雲の紅蓮に染まりし空あはれ瞬きするごと青に収まる
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葛山葛粉
目覚めればなつ、この空も今はまだ誰のものでもなくただ、あおい
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葛山葛粉
このままじゃ夏を迎えやしないから準備をしよう向日葵さがし
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詠み人知らず
驟雨落ち水の一粒ひとつぶが 銀河を模して瞬時に去りぬ
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蕗子
蔓草が無邪気に繁り生命は飽和せり いま主なき庭
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詠み人知らず
鳴きくらすツマグロゼミや八重山のすみか訪はましみやこはるかに
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七霞
夏来むと押し殺すように蝉の鳴くまだ梅雨明けぬ曇りの朝に
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もなca
たっぷりとお日さま浴びて赤くなる庭のトマトが輝いて夏
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詠み人知らず
草むらで何か動いて 我が家住むアリエッティか 雨蛙かな
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ゆうくん
ロータスの 波旅するは 金の舟 ゆく蜜蜂が 花の海へと
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ゆうくん
蛍川 空へつながる この道の 光り昇るか 七月の鯉
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詠み人知らず
真っ直ぐに煙のぼらす蚊取線香風なき夜は寝苦しきかな
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五穀米
百合は百合プライド持ちて咲きにけり雑草卑しむわけではなけれど
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五穀米
ひらひらと泳ぐ魚いて水底に潜む魚いてどれも生き様
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よろずはの人
苔の生す、巖としつき、訊ぬれば、八百萬への、みなもと至る
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風蘭
砂山の一番気持ちいい風をひとりじめしてねむる黒猫
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ふきのとう
夕暮れて犬と連れ立ち散歩するわれら照らさむ沈みゆく日は
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風橋 平
河口まで行かずにあればゆふやみは暗みきはまる広瀬川の果に
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せいか
ひとりでに優しくなれる流線の風を受けてはほほえみ返す
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