うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
静けさに 足を差し出す スニーカー 蝉の鳴き声 暑き異世界
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へし切
見つけたよ 八月に入りてあきあかね 雨 潸潸と 秋近しころ
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音蔵 雅秀
降りつづく小雨にけむる道筋に 爽やかな青あじさいの花
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音蔵 雅秀
西の空暗雲雷鳴稲光 東は青空吾は境目
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ＫＥＮ
目に追へぬ 瑠璃の夢はも 翡翠の 水面掠めし たまゆらの影
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茂作
夏盛る天に祈りは屆きけり 人も草木も雨をよろこぶ
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うすべに
風もやむたかまとやまののよこぐもに 秋をさそうか夏の十五夜
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音蔵 雅秀
稲田超へ押し寄せる風懸命に 駆る自転車を危うげにする
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恣翁
見上ぐれば 眩しきまでに月近く 砂粒だにも見分けらるらし
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うすべに
ゆうぐれに紅を濃くするさるすべり 暑さににじむ夜思わせて
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へし切
日の盛り湧き立つ雲にそよぐ風 わずかな陰に蝉の抜け殻
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水色一揆
油蟬ふる里薄き思い出にこなたかなたへ宿りするらし
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音蔵 雅秀
穂を傾げ萌黄の海を風のゆく 黄金の実りもう直ぐそこに
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音蔵 雅秀
ベランダに蝉の屍が寂し気に 全うせしや一週の生
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ＫＥＮ
苦瓜を ほのゆらめかす 風誘ひ 小雨小走り このうだる夜を
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び わ
七夕の文月も過ぎ八月に秋に向かうが暑き日絶えず
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からくれなゐの夜
山際のほの明かりゆく朝ぼらけ狭庭に匂う玉響の色
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からくれなゐの夜
ほのぼのと朝明のけむりたちにけり何処へ行くや舟人のかげ
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芳立
姿もて語らば聞かむもはや身も心もあらぬ空蝉ひとつ
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うすべに
公園はまだあぶらぜみ 薄月に銀のすずふる里山の蝉
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