うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
ひともとの木の上枝に蝉しぐれ下草にも聞け秋告ぐこゑを
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たんぽぽすずめ。
車窓だと目に止まらないミニ薔薇も煌めく徒歩は静かに素敵
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蓬法院
夏の夜野にも天にも光輝みつ宇宙の星々源平蛍
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みやこうまし
今は見ぬ温き肢体の蟋蟀のあの感蝕は何処にいったの
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詠み人知らず
雲の峰一途にそびえ見下ろさる刹那な夏に刹那に湧きて
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五穀米
憎しみは未だ来ぬ夕暮れ約束の灌木の陰に潜むものなり
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蓬ヶ杣
竜胆よ 暮れも過ぎたる夕空に 色を映して瞬く晩夏
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蓬ヶ杣
菜の花の黄色も緑も目に刺さる 青色なんかじゃ中和できない
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蓬ヶ杣
空の青 感情の青 夢の青 映して煌めく 海原の青
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ユーカリ
夕立ちが嬉しくなって顔を出す草の茂みの赤い蛇かな
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桜園
薔薇色に雲の染まりて時たてば夜空に輝く眩い満月
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恣翁
夜更くるに 軒の月さへ蒸すものを 虫の集きに微涼を覚ゆ
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いちにのパッパ
久々に雲のベールに包まれて私の町は涼風の朝
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桜園
この夏も七日の命への旅立ちか蝉の脱け殻草の上にあり
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詠み人知らず
うつつなき大人の夢にかきくもる乙女のひとみ明日よりは雨
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十七
燦々と 照る陽に映えし 青葉伸び 暑き昼こそ 涼し影かな
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芳立
やどるべき雲もはらひぬ月かげは夏のかぎりに照れるころかな
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麻倉ゆえ
窓の外やけに明るい街灯の上に浮かんだファーストムーン
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紫草
陽がおちて草木はほっと息をはく夕の帳の瑞々しきに
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みやこうまし
日のささぬ杉生の下は死の匂い山の嘆きを風が払えり
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