うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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深倖（白子鳩）
真青き空の彼方に白妙の富士の上にも浮かぶ白雲
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桜園
みごとなるしだれ梅に思ほへず足とめしばしたたずみて見ゆ
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十七
現し世の 闇を祓ゐて 天照らし 仰ぎて望まん その大神を
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文麿
シャリシャリと白アスパラの春の香にゆらりたゆたふシャルドネの艷
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凜
折れた枝つくカマキリの卵見て分からなっかた雪の高さも
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みやこうまし
春立てど空に冷気の滞り澄める青きに星さえ見えぬ
11
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紫苑
秋闌けてなかば刈られし浅茅生の各務が原を照らす月影
7
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紫苑
一羽二羽餌ひろふ鳥のかげのあり掘り返されし甘藷畑に
10
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紫苑
闇ぬちをはるか港ゆひびきくる汽笛にあけぬ新玉の春
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詠み人知らず
坂道を転び落ちたる橙の黄昏るまま小路にひとつ
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深倖（白子鳩）
ごおごおと 風が青空駆け抜ける果てしなき空、どこまでも。
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夏緒
晩冬をたずさえてゆく白鳥の羽のひかりのひらめく氷河
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五穀米
冬初め虹のよく出る季節にて雨はまだそう冷たくはなし
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みやこうまし
散歩する溝辺の道にせきれいの少し追い越しつと振り向けり
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桜園
光さす窓を開ければ紅梅に止まりし目白音たて飛び立つ
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知久
墨滲む空しんしんと寒気帯ぶ次の一筆待つ緊張感
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falcon
きさらぎの風やこほるも子供らのあかるき声に梅にほゐたつ
12
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河のほとり
空ならば尽くす心のあらじとや花をばよそに鳥は鳴くらむ
10
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敷島ヤマト
東京の春は温室から届くスイートピーのまどろむバケツ
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紫乃
鮮やかな黄色い声で高らかに笑いあってる 子どものように
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