うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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せいか
どろろんとした夜ハラっと雨がきて魂どもの遺恨の雨か
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芳立
ゆかしとて桜はたづね狩るものを梅はかれより香をよこすなり
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桜園
梅咲いた花疎き夫の声はずみ黄梅咲くをともに見つめむ
29
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舟人
冬空に弓張月のかがやきて朝散り敷くサザンカの紅
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ふきのとう
吹きすさぶ北風寒き三月に春はいつぞと庭木ふるえる
14
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紫苑
蒼天に向き合うてをり白梅の誇りかに咲くきさらぎの朝
14
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末軌
麗かな 休日の日射し ぼつちめし幸せ悲しみ ゼロにはならぬ
1
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舟人
初雪も少なくなりし庭の端に柚子の香りて 冬深まりぬ
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凜
久方の雪もとけては春や来む南の風のあたたかさ知る
3
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空蝉
薄曇る雲雀の声は空渡り雨気兆せり弥生立つ今日
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河のほとり
よすがなる花を儚みうぐひすの涙や落つる宵の春雨
10
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民谷柚子
生命の息吹ざわざわざわざわざわと増えていく。春。きもちがわるい。
4
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民谷柚子
あづさ弓春陽の射せる箱庭に轉がりてわれ卵となりぬ
5
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まがね
温い風吹いてる朝の予言ではお昼から雨寒さがもどる
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東大寺
強き者 汝が涙 誰が為に 慟哭の風 吹き荒れる頃
3
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紹益
南から 春一番が 吹き抜けて 冬の名残を 北へ追いやる
9
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理負春
人類を強制的にオクトパースぬめりとともに去りゆくかもねむ
1
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まぽりん
ひとへにも思ひつつみし恋衣 解きしや梅の花ほころぶる
26
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まぽりん
霞たちこのめもはるの青柳のいとみづみづし堀川の朝
18
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芳立
風ならぬ音にや窓をひらかれてむべ春雨にぬれもせむかな
6
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