うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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民谷柚子
後ろからそっと呼ばれたような気がして振り向けば桜のつぼみ
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民谷柚子
とりあえずシャワー浴びたい 春風の精子まみれのわたし流したい
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詠み人知らず
春の日にうかれた風のジャグリング 切りたての髪ひやかすように
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みやこうまし
南風春持ち来たり御所苑に紅白混ぜて梅花放てり
7
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紹益
白濁の 空を見上げて 嘆息す 大陸からの 招かざる客
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由翁
休日のそぞろ歩きに妻見つけたる背中輝く璢璃色の鳥
8
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三沢左右
美しき花重なりてまた小花いづれの色も違ひたりけり
15
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麻倉ゆえ
はちみつを紅茶の空に注いだら朝一番の元気ドリンク
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紫草
耕せる土の臭いは芳しく靴下を脱ぎ足裏を当てる
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由翁
マスク越し黄砂に吹かれてまほろばの山里に咲く紅白の梅
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まがね
雨に手を引かれよちよち春が来る枝だけの空に花を咲かせに
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深倖（白子鳩）
風強し。 黄色く見ゆるかの空は中国かとも、見受けられるかな。
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呉竹
東風吹けて千歳梅の香浚われりそを追う雀今ぞ翔び立つ
2
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呉竹
青苔が階徐登りつる亀を追っては月に照らされ
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呉竹
親不知強いよ君はただひとり生える痛みを知っているから
7
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あめ
風鳴りにゆめからうつつの船頭を子供の声が目覚めの合図
2
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胡桃
まっすぐに登っていける気がしたの。 てんとう虫と見つけた時に
5
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偽嫁
北国の春は昔の暦へと戻してほしい本気の訴え
5
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紫苑
悪といふ名もほこらかにけふもまたいづこに生ふるソドムの林檎
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紫苑
名にし負ふ慈愛のごとくうつすらとくれなゐに染む薔薇のくちびる
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