うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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金魚藻
卷貝の中に瑪瑙は充填す貝の歎きをたれか知るらむ
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みやこうまし
春長けて若芽目に立つ木の末に青鳩の来て緑燃やせり
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柳 小枝
桜花鞠の如くに咲き満ちて豊穣たれ残んの人生
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よもぎ
鮮やかに纏ふその碧きらきらと陽に映えりてはまるで若人
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ゆうくん
風に聴く 春の海鳴り 鳶の音が 知らす四月の 海の在り処を
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ゆうくん
流れゆく 雲の白地図 海へ行く 道を四月の 空に描いて
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桜園
去年の秋実をいただきし花梨の木あまた花つけ喜ぶごとし
20
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恣翁
玉の緒の いづれ果てなむ慣らひこそ 喜ばしむれ 巡る芽ぐむ季
20
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瑞洋
新しき 日を迎へし 一日を 感謝の日に すると誓おう
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まがね
強い風桜の花びら攫ってく遠い旅路のしばしの友に
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紫苑
魂極るうつつに蓬くやへざくらけふをかぎりと闌ける春はも
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よもぎ
枝先の鳥の囀り響く路妙に際立つ鵯の声
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まぽりん
降りつもる雪の寒さにたんぽぽの耐へて花咲く春を待つかな
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蓬ヶ杣
道の端の黄色黄緑気高きは 太陽の声を聞きて仰げる
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詠み人知らず
弱い犬だめな男は吠えるもの 女はそれを蔑めばよい
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もなca
花の色もあはく暮れゆくゆふさりの透きとほる香に包まれてゐる
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紫草
野も山も碧い呼吸が満ち満ちて卯月の中葉緑に没す
14
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ふきのとう
降る雨に紅き椿はぬれ落ちて葉陰の滴なほ流るるや
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ニコラス
するすると 流れる水に 身を任せいつか会えると 別れる桜
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桜園
池の面をサーモンピンクに染め上げてそめいよしのは散り果てゆけり
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