うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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馬賀凡人
みずはなの水面を蹴った尺超の躍る岩魚のまぼろしを追う
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馬賀凡人
水仙のつぼみ出揃う鄙の路何かに似てるといぶかり歩く
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ふきのとう
生い茂る雑草をかり取ればむせかえる土のにおいにいのちのありて
18
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ふきのとう
さみどりの新芽のなかにひとひらのりんごの花は香りつけたり
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漫ろ野
本当に春が来たの、と首かしげ かわいらしさで問うチューリップの花
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五穀米
太陽と月とは分かつテリトリー神無きひとらのシンボルとして
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桜園
肥えし土光と水と我が愛に甦りし薔薇に元気もらえり
15
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詠み人知らず
産まれ出づ意味を自問自答してトースト焦がす春雨の朝
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りえ
家事こなす淡々とした日常にもう春だよと吹き抜ける風
19
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みやこうまし
タンポポの風花となりて散りゆけり白き小さなぼんぼりかざし
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月澄
風光る燃え咲くつつじ大抱えひとつふたつと子供のように
4
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おおしまゆきこ
夕桜 少し黙れと風に云う シャッタースピード百分の一
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恣翁
橋掩ふ柳糸の揺れて 春に酔ひ 半ばは水に垂れにけるかな
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純哉
今はまだ花弁の殻の固けれどつぼみ凛々しく伸びゆく牡丹
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純哉
切り株の分厚い樹皮の窪みから出る新芽の色の若さよ
3
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bgvillea
鳴き交はす鳥の繁きに木芽見むとさてものの絶ふ海の深きは
3
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紫苑
春闌けてゆく日だまりに君子蘭の花茎ふとく咲きつのりけり
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南 骸骨
うず高く積みいしものを卸したりアラグサのはな今年も此所に
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よもぎ
風吹けば芝生の香り漂つて春本番の匂ひ廣がる
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詠み人知らず
虚空にてにんまり笑う三日月が吾に囁く「泣くんじゃない」と
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