うたの一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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夕桐
岩肌の氷柱見下ろす温泉の梅の酒杯疎し春やも
16
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なりあきら
今朝もまた 立つ川霧に 消えてゆく 儚いまでも 我が想いかな
4
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そらまめ
東京は 坂多いねと 六本木 名残りの雪に 怖じつ浮かれつ
14
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ななかまど
思い出を淡くのこして人の逝く梅の蕾に降るなごり雪
14
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らくだより
ほつれかけホコリ被った竹草履踏みしめるたび父の足音
8
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KEN
春重ね いつかは苔と 石の上 古き佛も 思ふ小野かも
13
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らくだより
もう吠えぬ 積もる粉雪犬小屋の 暮らしの音に穴の空くとは
8
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なりあきら
目に浮かぶ 我が故郷の 山桜 目にせぬほどに 恋しきものを
10
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トウジさん
オパールは光をためる君の石満天しめるリンガーな星
6
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そらまめ
疫病は やがて去るとも 忘れじの 蕾膨らむ 一ノ舟入
6
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そらまめ
徒に 心誘う 酒旗の風 盃勧む 人も無ければ
8
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そらまめ
身は遥か 何処にありや 魂魄の 愛でずおくまじ 雪の金閣
4
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なりあきら
夕暮れは 雲の果てまで もの想う 過ぎ去りし日を 恋い焦がれつつ
7
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トウジさん
禊には遠し遠しよたまりたる洗い物干す天涯なれば
9
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みな☆じん
夕映えてしまへばなべて懐かしく彼岸のひつじたちの瞑目
4
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さえね
願はくはテムズのほとりに枝をなす柿の葉色の夕焼けになれ
10
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さえね
山訪へば山にあなたはいるだろう 枝の鳥にも 道の草にも
9
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詠み人知らず
欲するを俗世に生くる糧として真命の責果たしなむ
14
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ガビー
町内で三十年を共にして たった五日で消えたあの家
3
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そらまめ
西山に かひなく沈む 夕暮れは 先立つ友の 幾人ぞ思ふ
8
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