うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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音蔵 雅秀
西の方 眩し夕陽の 黄金射し 薄紅に染む 秋の黄昏れ
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秋蒔こむぎ
月あかり見上ぐ平和のその先でうさぎは餅をつけますように
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杜鵑草
にたらぬももちにも似たる栗月夜 月の桂や紅葉しぬらむ
11
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うすべに
夕暮れのひどい嵐ものちの月 知らぬ顔してさえざえ光る
11
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詠み人知らず
日なた影 寝そべり揺らす しっぽみて お腹をどうぞ 触れる温もり
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詠み人知らず
ひとしきり 降り続けたは 通り雨 雷落ちて 田舎を思う
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痴光山
秋深み 地に艶めきたるどんぐりも枝に残れるも ひかり弾かず
5
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び わ
蝶が舞う赤いペンダス空仰ぎ庭に燦々秋の風景
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さいおん
遠見 三笠山者 不明 夕片設而 霧立度
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うすべに
散りいそぐ秋のさみしさ色かえて 夜更けにかさり葉のおちる音
14
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秋蒔こむぎ
巡り来るほっと優しい祖母の愛箱いっぱいの泥のじゃがいも
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滝川昌之
深まりの嘆き奏でる秋の蝶ギターのピックみたいな翅で
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恣翁
高き天 研ぎつるごとく青ずみて 川ゆ吹く微風 膚に浸まゆ
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音蔵 雅秀
波の花 次々押し寄せ 海岸を 泡風呂に変ゆ 自然の手妻
5
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茂作
いつもかく寂しきものかきりぎりす 月よ出でよと闇に鳴くなり
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うすべに
しっとりと街をぬらして行きすぎる 時雨のあとの蒼さます月
11
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睡密堂
少しだけ昨日より膨らんだ月空に浮かんだ蜜柑一房
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滝川昌之
暮れ早く追い立てられる家路ならあての鍋など期待して急く
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音蔵 雅秀
窓枠で 切り取る空は 白雲の 自在変化す 自然のシネマ
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うすべに
オレンジに浮かぶちいさな影法師 早くおかえりさんまの匂い
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