うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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夢士
筑波山朝の陽を浴び雲ひとつ刈田の先の煙一筋
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ながさき
限りなく 青く澄んでた 今日の空 銀河の果ても 見渡せるほど
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つゆくさ
迷うとき 空に月に花たちに 答え尋ねて 明日を決める
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たゆむ
雪洞の搖れるほそみち哀しげにやがて消えさる足跡見つめ
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つゆくさ
顔だした 可愛い双葉の赤ん坊 水掛け祈る 大きくなあれ！
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悠々
たそがるる木立に夏は暮れのこり蜩の聲さらにはげしき
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藤袴
山沿いの小さき畑丹念に手入れされおりああ野菜が生きてる
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つゆくさ
洗濯モン こたつ布団に敷布団 みんな整列 お日様よろしく！
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詠み人知らず
しなやかに搖れし枝葉に隱れてる鴉もぢつと耐へる日があり
3
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秋日好
久々に畑に出れば雑草の中のロゼッタ大根の株
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詠み人知らず
紅葉の 五重塔を スケッチする人それぞれの 絵の具の色か
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紹益
校庭を 仮設住宅 占拠して 外で遊べぬ 悲しい子供
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つゆくさ
葉ばかりのゼラニウムから 久しぶり 鮮やかに咲く 赤い花束
10
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あかる
山の端の朱を溶かすよな黄昏の藍の深さにしばし仰ぎて
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詠み人知らず
朝夕の寒さが増して震えれば身構えるなり心と身体
12
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詠み人知らず
花よ咲け風よ吹け秋の晴天にご機嫌なりし吾の心よ
4
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つゆくさ
あの人が 好きだった花 蒔きました 芽が出て葉も出て 花咲くように
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たゆむ
冬花火闇のマグマへ溶けていく その刹那には空氣が締まる
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紫苑
踏まれたるなだりの末の思ひ草いろあはあはと秋の日に溶く
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松本直哉
渾身の力のかぎり土もたげ春をゆめみてヴィオラの発芽
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