うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
違和感は初冬の空に貼りついて 見るもの総て 哀しく塗った
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千草ななせ
寒空の下でねむるは竜の子ら まだ見ぬ春をじっと待ちつつ
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赤石仙人
師走入り冬將軍の來たりなば紅葉の錦大地に歸る
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恣翁
公園に 朴の落葉を踏める時 乾きたる音の寂しく響く
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海斗
北風に樹々ざわめけど空晴れて鳶はゆうらりゆらりゆうらり
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cherry
ささくれた心にそそぐ陽の光外には変わらぬ美しい世
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たゆむ
ほの青く輝くほどに儚げな 深海魚の棲む惑星ひとつ
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芳立
いつもより煌めき狂ふシリウスの意味を読み解くころは手おくれ
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紹益
北風が 枯葉を散らす 並木道 師走に入りて 寒さ一入
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悠々
けふからは胸突き八丁こころして越へて行かんせこのしぐれ坂
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赤石仙人
氷雨降り霧立ちのぼる奈良盆地もみぢ葉落ちて冬を告げをり
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舞
枯れ葉敷く歩道は足に柔らかく生きてるものを踏むがごとくに
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的山紀行
溝の底溜まり流れぬ桜の葉すくい上げたる彼女涙す
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たゆむ
星と消ゆ南に飛去る冬の鳥 物干し竿につららできてた
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つゆくさ
可愛くて ながく咲く花 パンジーは かよわき乙女 だけど強くて
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河のほとり
事々に世のかなしさを慰めて今も昔も月は清けし
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河のほとり
はつかにも錦の色をひまに見て霧にはなべて思ふ山々
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詠み人知らず
我の踏む地球の裏のアルゼンチンお日様も照りペンギンの住み
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浅草大将
ひとの見ぬ夢まぼろしかぬば玉の黒川の夜を雪は舞ひつつ
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詠み人知らず
枯葉散る散る舞い散って春を待ち新たな息吹を生み出す力
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