うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
暑さから逃れた場所は 古本の匂いがする場所 私の逃げ場所
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詠み人知らず
寂しさを涙にするには歳とりて 呆然とした 夏の木漏れ日
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幸子
郵便局への道お伝えしただけでガゼンいい人になった気がして
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煩悩
荒馬が暴れる如くに砂を噛む裸足が笑うプロフェッショナルボクサー
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舞
オシメへと出せと諭され泪出た病み伏す母の笑みつつぶやく
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詠み人知らず
投票を忘れたかもと思い出す全ては夏の中で密やか
7
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詠み人知らず
ちょ待てよ。って キムタクご飯が旨すぎる イケメンでなくキムチと沢庵
8
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詠み人知らず
制服で学校向かうＪＫの黒のレースの日傘のおしゃれ
13
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詠み人知らず
ブラウン系 好む主か ベランダにグラデーションで並びしタオル
11
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恋葉
殺人鬼も人は人よという母の影は本当に人なのだろうか
2
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恋葉
右の小指の赤い糸は左の小指に繋がっている。生まれなかった双子の兄がいる
2
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恋葉
五芒星の五つの角のその一つに吸い込まれて帰ってこない小指
1
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恋葉
海の日に死んだ兄貴を悼むのかカモメの南無妙法蓮華経
3
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恋葉
寝室に眠りし母の太もものチャックを開けてみる夜明け前
2
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詠み人知らず
猛禽を腕に乗せる夢かなうワシミミズクで満面の笑み
8
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詠み人知らず
カワウソからスリッパ一足取り返し女児に渡して感謝は流す
4
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夢士
譲り合う白髪どうしのその横で顔赤らめて俯く男子
13
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松本直哉
「適当に」言ひて眼を閉づともかくもあなたまかせの床屋の鋏
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深谷真雪
くずおれてしまいそうなとき掌に降る一粒の慈雨よ 号泣
9
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横井 信
青空にすくっと伸びたクレーンの持ち上げて行く雲への供物
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