うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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ななかまど
老いの影二つそろいて真夏日のわれと老猫炎暑に沈む
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音蔵 雅秀
腰伸ばす 刹那に稲妻突き抜ける 難病徐々に牙剥き始む
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音蔵 雅秀
スズメらのテラス飛び来て囀るは 楽しけれども テスリに糞は
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舞
夏の夜の夢は妖かし変わらない君のささやき紅き口づけ
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び わ
手話単語探し求めて時は過ぎ物干し窓から頑張ってねと
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茂作
あぶら蝉すがたは見えて鳴かざりき つくづく夏の陽の強くして
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横井 信
夏休み遊び疲れて満月は大暑の夜にゆっくりのぼる
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ななかまど
生真面目なポストの口を押し開き葉書一枚おやつとしたり
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詠み人知らず
ミラー越し軽蔑の視線刺さらぬかダッシュボードに足乗せる奴
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音蔵 雅秀
懸命に呻くを堪え 身を解す ベッドはまさに汗の海かな
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音蔵 雅秀
先住者付けしエアコン有り難し いまだ健在 寝室冷やす
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音蔵 雅秀
爆音を響かせ暴走 酔いしれる 群れを頼りの虚栄集団
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音蔵 雅秀
またコロナ 押し寄せくるや十一波 高額費用 治療を阻む
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舞
放課後の鐘鳴る頃の人生の何しようかと残る夕日に
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び わ
百日紅ピンクの花が廻りくるいよいよ真夏家内が育て
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茂作
夏の蝉いのちのかぎり鳴きにけり 我も死にたやかくの如くに
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横井 信
日向避け森の小径で汗拭うトンボのふわり浮かぶ青空
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恣翁
杣人の影 何処かも 丁々と枝打つ鉈の音の響けば
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天野まどか
炎天に干した白シャツぶら下がり揺らめくだけの昼の静けさ
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天野まどか
キコキコと軋み首振る扇風機健気に見える夏の夕暮れ
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