うたの一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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北窓
ふたたびのつきめいにちときがつけばかわくまもないあきのながさめ
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赤石仙人
人生の節目を刻む砂時計停年までに殘り半年
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なかしぃ卿
この歳になるとそろそろお迎えが来るかもしれず来ないかもしれず
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只野ハル
古い媒体は残れど再生機は壊れ記憶の中で触れるのみ
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ラベンダー
「ねえ聞いて 消えたくない」と 叫べども 声なき声は 雑踏へ消ゆ
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なかしぃ卿
泣きもせで最期見送るぬばたまの喪服の襟の白きうなじよ
6
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人三昧
我が夢を 赤にたくせり 彼岸花 己が命の 儚きを知るや
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人三昧
愛しくも 帰らぬ昔 吾にあり コスモス揺れる 秋の夕暮れ
6
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藍子
思い出の中に咲いてる花水木二度と見られぬ姿悲しき
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北上 詩迷
別離とは太陽と月 祖父はただ 有史以前の水泡に帰す
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ラベンダー
風桜 一緒に祖父は 舞い上がる 満開だったね 一年前は・・・
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遠路
大鷲の翼と信じてきたのです ごめんね許して 夢見てた貴方
3
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北上 詩迷
灰白へ 染まりし髪と 虹彩と 痩せた体と 父との記憶
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北窓
七度目の一週間が過ぎてゆくこのセカイではもう秋なのだと
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秋原硯
今は亡き祖母の姿は弱り果て猫と昔を偲ぶかなしさ
5
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ppm
あとはただ首を切らるる日を待てリ稲穂覚悟す次の日曜
6
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へし切
妻恋し避らぬわかれの哀しくも秋の彼岸に逢はむとぞ思ふ
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北窓
悲しいも寂しいさえも言えなくて酔いに任せて文字を吐き出す
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たろ
夜もふけて コツコツ戸を打つ 雨音に まさか、とかけより 亡き猫をさがす
8
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北上 詩迷
空の青 斷崖に立ち 仰ぎ見る 悲しいでしょう 苦しいでしょう
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