うたの一覧
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歌織凛
亡き父に供えしカレー珈琲シュークリームは我も好物
4
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歌織凛
赤飯を仏喰ひけり盆の朝南無阿弥陀仏珈琲も如何
7
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浅草大将
その魂を真水の底に帰せるや身はうたかたと消えし人はも
26
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沙羅
結局は自分が一番かわいくて逃げ出したいの憎まれるまえに
11
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まるたまる
金曜日午後五時五分に吹く風が私に秋を告げて行ったよ
15
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葉月きらら☆
並び年並んで歩く人見つけ共に生きゆく約束をする
10
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葉月きらら☆
「誕生日おめでとう」のメールすら少なくなった三十三歳
7
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詠み人知らず
冬の日に 私をおいて いった人を おいこしてると 気づく夏の日
6
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薫智
おはようと目覚めて言える暖かさ帰れる家のあるありがたさ
20
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詠み人知らず
少しずつ 遠のいていく 思い出が お願い待って おいてかないで
3
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詠み人知らず
亡き人を 語らう事で 何度でも カサブタ剥がす 治さぬように
4
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薫智
俺なんか不器用だから隠せないホントの気持ちウソにできない
8
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やねうらねこ
母系とふ川の流れを思ひをり河野裕子の逝きてこの朝
8
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やねうらねこ
巨峰巨峰 幟はためくパイロット農園までの坂のぼりゆく
4
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水島寒月
リセットの利かぬを以って可とすべし身を揉むごとき悔い抱きつつ
2
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水島寒月
日盛りを鳴き通したる蝉の声日暮れとなればいつしかと止む
2
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詠み人知らず
さみしくてかなしくなりて苦しくてだれたそばにとおってほしいよ
13
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紫苑
抱き上ぐる仔猫の胸に触るるあさ河野裕子の逝きしを知りぬ
34
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卯月
スプーンで掬ってあげる悪い目をそしてあなたを救ってあげる
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餅野ロン代
炭酸の流れる喉をきいている 録
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