うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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野々花
行く春の名残のような振りをして淋しいよって風が呟く
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夕夏
ぽっかりとあいたくうかんとぶつばめわがやにおりぬしるやてんてき
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さゆ
雨音と風さんやさし いつまでも生きられる気がしてきた まよなか
10
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ことぶき
五月雨がたたく窓辺に佇んで じっと雨粒見つめる三毛猫
10
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絮谷新
遠蛙皐月の叢に昼深く雨の匂ひの滿ちる寂寞
8
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優器ルミネ
こんな日にたぬき寝入りはよしてくれ月にまでフラれるのは嫌だ
4
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ことぶき
薄闇の海岸線に旭さす 燦然たるやはじまりの色
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清泉幸春
うち曇る東の空の八重霞晴れつつ見ゆるまた奥の峰
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清泉幸春
阿賀野川渡る漁りの舟の跡に鳥ぞ群れつる夏の夕暮れ
3
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コーヤ
舞い降りし雪の衣も消えゆきて青葉いきいき躍動の富士に
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コーヤ
広重の絵に浮き出でる富士の山今日も彼方に雄々しくそびえ
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高松 蓮
紫陽花の 花にかぶさる 向日葵の 茂き葉たちが 梅雨こそ阻め
7
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いわなおいびと
この宿の跡継ぎはなしと老夫婦刺身蒟蒻得意気に出す
3
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いわなおいびと
瀬の音の高くなりたる山里の夕暮れ早し月は出でたり
6
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いわなおいびと
山間の小さき店に老いの売る地産わさびとイモと孫の手
7
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高松 蓮
雲の下 暗緑色の 葉に開く 真白き花たち 昴のごとし
6
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いわなおいびと
鶴川を遥か見下ろす傾斜地に蒟蒻薯は豊かに育つ
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いわなおいびと
猿追いの空砲谷に谺して小菅の村の朝は明けたり
8
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西村 由佳里
驚きがある日突然やってきた白い花から赤いパプリカ
5
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野々花
なっちゃんと仲良く庭の草むしり私抜く人なっちゃん食べる人（？）
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