うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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麻
露の身にかかる長雨をこの月はことに愛づらし紫陽花の苑
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くらら
霧雨に ひんやり霞む 川向こう 凛とし佇む 花菖蒲かな
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笹原八
並び咲く紫色のアジサイが青むらさきのむらさきを消す
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くらら
大粒の 雨に打たれて 花菖蒲 涙のように 雨粒伝う
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いわなおいびと
時に身を委ね流されゆくもよし色移ろへる白き紫陽花
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いわなおいびと
紫陽花の葉裏より出て露光る花に付きたり蝸牛ひとつ
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いわなおいびと
ストーブもコタツも部屋に置きしまま梅雨に入りたり去年のごとく
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いわなおいびと
三つ四つの胸のつかえの取れぬまま六月となり冬服しまう
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松本直哉
あめのうたきいて目覚むるあさぼらけ山ほととぎす羽や濡るらむ
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なかしぃ卿
遺伝子の複製エラーは生物の進化となりて千代に八千代に
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優器ルミネ
窓際で枯れていたあの植物はよく見てみると新たな命が
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優器ルミネ
立ち上がれ若草たちよ一度しか来ぬこの夏よ立ち上がれ今
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リンダ
母の日にあげた紫陽花に言い聞かせピンクにさせた母の執念
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リンダ
汚されたカサブランカの花々は雄しべ反らして雨に濡れおり
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たけくらべ
夜もすがら清けく光る螢火の細小小川に恋ひやわたらむ
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野吹
あしひきの山ほととぎすいつ鳴くらむ去年の宿なる橘ぞ咲く
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コーヤ
新緑の車窓の眺めどこまでも色と香りが目に染み入りて
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コーヤ
降りそそぐ紫ひかる雨に似て色の優しさ山藤の花
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猫又五七
卯の花も心も腐す入梅の夜梳れど乱る髪の恨めし
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絮谷新
頂の日照雨羽裏に描かれて麓の宅に靄ぞ流がるる
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