うたの一覧
(カテゴリー:自然 並び替え:新着順)
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へし切
さり気なく道辺に笑みて玉すだれ白き花咲く朝の陽だまり
11
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恣翁
夕空に 雲の不精に居座りて 生暖かき風の吹くなり
8
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び わ
太陽が雲間に覗き西の空鳶が一羽空をかすめて
3
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茂作
十月もすがたの見えぬ赤とんぼ 秋を探して何處へ行くや
11
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灰色猫
雨色の空に星図を描き出すこの指先がわたしの知性
7
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うすべに
うすぐもを顔にながして後の月 きんもくせいの包む街角
5
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兎桃
春に葉を減ぜし木犀危ぶむも僅かに咲ひ仄かに香る
2
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痴光山
育てたる見事なカリンに鳥は来ず 皆地を打つを見守れる母木
3
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松本直哉
とり入れををへし田畑に雀らのさわぐを聞けば秋更けにけり
4
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へし切
黄昏れて日暮らしの辺を老いぬらむ侘びて憂き身を悲しむなかれ
7
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び わ
庭観れば蝶々ひらひら良い日差し百日紅散り柿の実熟し
3
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茂作
となり畑いまだ殘れる秋茄子の 二つかかるもさびしきものを
9
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夕夏
ひとはさるかくかぞくにはふてきごうしょうめつたどるぜつめつきぐしゅ
2
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継海
掌にすっぽり入るあの島の無垢な灯りが足元に揺れ
4
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敦希
暮れ早く家路の並木実を踏めば 高く響くは月割れる音
12
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うすべに
誘われて古いアルバムひらく夜 あまくせつない香り漂う
6
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兎桃
夜半過ぎ十一の月西の空オリオン高み秋深まらむ
2
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松本直哉
経糸も緯糸もなき鳥たちの声の織りもの聞けども飽かぬ
0
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へし切
秋蛉羽に夕日の影をかさね見るうすくれなゐに秋の夕暮れ
8
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継海
秋日和お澄まし顔で咲き誇る季節遅れた朝顔の束
4
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