うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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艸介
塩かけた青菜かはたまた蛞蝓か 日陰でぐにゃり とける猫かな
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青き銀椀
山狩りの銃置きて薬喰へばむむ気取られしか吾が老いぞ知るべく
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祈り花
一時の涼を求めて駄菓子屋へ驅けた歸りは汗に塗れて
7
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水紫
蝉一匹ひとりガラスに体当たり困難の壁に挑むがごとく
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水紫
幸せを誰よりも先に伝えたい努力の糧になったあなたに
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つばす
灼熱の中生き物は夜になり 食に狩に闇に蠢く
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時定
死にたいと願いながら胃薬を飲む
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樟明子
ぐらぐらに搖れる倒れるこのわたし杖を一本魂のため
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樟明子
一日をわたしのために使へてたあの頃の曲魂起こす
7
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艸介
異国の唄のただやふ香を啜る 静かな午後の珈琲の味
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谷村思亜
これ以上 悲しい事には耐えられぬ 夜という字は死という字に似る
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艸介
かなしみは昏き渕よりやつてきて 胸の郭で今日も噎びぬ
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geriondc
「例えばクモが体液吸った後の虫」ドライフラワーの話へたくそ
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里香
激情を伝える言の葉知らぬまま ここにさすらい青き空眺む
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みのる
またひとつ同窓会の報せ来て わが青春もひ弱になりぬ
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丑之助
亡くなった父の悪口言いつのる母 愛し合わない夫婦から生まれた我は何
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丑之助
昨年は入院で見られなかった紅白を今年はこたつでぬくと見るうれしさ
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丑之助
はじめになど誰も読まない章なれどたった一人に向けて推敲をする
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丑之助
二人散歩振り返るのが癖になるなぜなら急にいなくなるから
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丑之助
右目だけ目薬うまく入らないからだのバランスどこが狂った
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