うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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痴光山
ぽとぽとと梅雨の晴れ間に落ちて積む のうぜんかづらの濃き夏のいろ
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秋日好
軟水で髮を洗へばしなやかに産土神の手櫛ぞ覺ゆる
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詠み人知らず
南洋の重き湿度の垂れこめて越え得ぬ壁を人生と呼ぶ
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仙人の弟子
薄日差し 梅雨の合間に 小鳥啼く 湿った空も 気分爽快
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音蔵 雅秀
ヒンヤリと 抜けゆく風の心地良し 自然の恵み ただありがたし
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音蔵 雅秀
聞こえくる野鳥の声に 耳澄ます 聴き分けられねど こころ落ち着く
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小林道憲
咲きかけの釣鐘草に支えする 明日 雨という予報を聞きて
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恣翁
鴨川の岸の柳は 霞みたる東山背に 煙るがに見ゆ
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ブー太郎
昼ご飯サンドウィチのひとかけら地球に接吻 蟻はちょろちょろ
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杜鵑草
おのづから思はぬ人や眺むらむ五月雨の間のまれまれの月
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うすべに
雲うつす田の面みつめるしらさぎに 雨は近いとかえるの合唱
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痴光山
朝顔の伸び初むるつるは張る網を 厭ひふらふらみな反抗期
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滝川昌之
今日着てたすべての服を洗ったら明日の私は新品になる
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へし切
夏至るながき日暮れにゆく道の雨に鮮らしあぢさゐの花
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音蔵 雅秀
やることも なくてぼんやり窓の外 朝からつづく 梅雨布令の雨
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音蔵 雅秀
花求め 紋白蝶の ひらひらと 誘うがごと ヒメジオン揺る
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ＫＥＮ
十薬の群れの一縷に射す一縷 杉の間洩るるたまゆらの瑠璃
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恵雪
五月雨に清められたる緑樹の息吹の如き涼し風受く
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うすべに
梅雨入りのニュース聞いても晴れた空 食卓にぎやかたこのからあげ
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芳立
まだ見ぬを見むと生くべしみじか夜にねむるも惜しき夏は至れり
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