うたの一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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つばす
夕餉の場に上弦の月現る 日本人ならここは熱燗よ
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只野ハル
窓越しの一幅の絵の庭景色寒空の下冬色はまだ
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斑猫
休んではまた物憂げに身を揺すっている全自動式洗濯機
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斑猫
「頂上はもう少しです」山道で知らない人とまたすれちがう
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舞
蝶々の二頭たわむれ戯れて昇り下りす小春日の空
6
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び わ
源次郎少年を切り武蔵悔い悔い残さずと誓いしものが
6
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和花
ペン先がノートのリンクを滑るから万年筆で詠むのがいいね
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和花
夕暮れの秋の空虚に彷徨える我が指先がショパンを紡ぐ
2
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横井 信
露ひかる今日の朝陽は雲の中 冷たい風に恋しい上着
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草木藍
休刊日配達なければ雨音も寝床で聴くはよきものなり
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谷村思亜
君へコール 誰も解ってくれぬから 孤独の深さは君に等しい
2
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斑猫
寒くなく暖かくなく暗くなく明るくもない病室の朝
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みをつくし
和歌の道 歌唱の道にも通ずるや 韻律旋律音感調和
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しげ
休日のｍｕｓｔの壁に挟まれてからだ捩らせ浅く息つく
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桜田 武
入院の硬き枕熟睡できず治るものも治らずとぼんやり
2
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舞
星落ちて小さ子の手に金平糖色それぞれに甘き夢見て
5
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詠み人知らず
知らんぷり 病気のこと 押しつける 好きな携帯の 生半可な知識
1
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び わ
あれこれと思案をしても儘ならず飴でもしゃぶりちょっと待とうか
3
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和花
サヨナラの涙の泉が涸れるまで雨宿りするワタシの心
2
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横井 信
夢うつつ祭り花火の音を聞くドアの外には明るい世界
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