うたの一覧
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茂作
あさぼらけ梢に照れる無花果の かたへは熟れて秋の深まる
11
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うすべに
菊の香のただよう庭に見あげれば ひつじの群れが空おおう朝
7
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痴光山
ここ夏日 北初雪はままあるも あつち真夏日とや 歌詠み黙す
4
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兎桃
奉献の幟の立てる繁き音に秋の夜風の強きを知れり
6
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うすべに
生駒からさし来る夕陽 金色にわたげふるわせ薄の燃える
8
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海野 冬雪
日没後今日も曇りやあげく雨 8万年の彗星あああ
1
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痴光山
寒暖を織りて深める庭の秋 三つの朝顔 径は一寸
3
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滝川昌之
秋冷が蒼い楓を撫でゆけば乙女のごとく紅に頬染め
14
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うすべに
顔洗う蛇口の水のあたたかさ 夏とおざかる葉桜に露
7
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夕夏
ひさびさにおどろくほどのさむさかなすいどうすいがやけにあたたか
2
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仙人の弟子
雲晴れて涼しき夜に浮かぶ月下方を見れば木星きらり
4
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独独静
秋告げる風惜しむ時ないままに肌を貫く冬告げる風
3
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笹舟
山纏う錦のくくる水底の さざれ石さえ黄金を装ふ
2
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痴光山
夏の主百日紅の花は尽きたるも 急冷の深秋に朝顔は並む
2
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桜田 武
校庭にそびえ立つ銀杏の大木鮮やかな黄の葉は神秘的
3
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うすべに
雲流し月をかくして夜の風 冬おもわせるもがり笛吹く
6
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恣翁
降り募る雨音 家を包み込み 水中に似て遠くに聞こゆ
10
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海野 冬雪
夕焼けや日ごと刻ごと重ね落つ 八万年の彗星どこだ
1
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び わ
ゴウヤ様全て始末しゴミに出す家族の健康あなたのおかげ
3
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うすべに
夏日でも黄色くなった樹の幹に 耳をあてれば鈴の音のなる
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