うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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ふじこ
しゅんしゅんと薬缶息まく奥津軽しんしん積もる雪の声聞く
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とはと
縁側と虫かご開けた空間に響く音色は鈴等（ら）の居留守
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大上
宵空に紅緋重なる尾を引いて下弦を渡る鉄の白船
7
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大上
猛け昇る雲の上部に一筋の今日を隔てる夕の残り日
7
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へし切
月白に浮かぶ三日月さびしげに俺もお前もいつも独りぼっちで
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千映
春先に剪定終えた木に咲いた金木犀の花溢れ咲く
15
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新月
緑から 彩り変わる 万華鏡燃ゆる紅葉の げに愛おしき
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元親兄貴
赤 桃の コスモス畑に身をかがめ 目と鼻で ゆく秋を楽しむ
1
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秋日好
好き過ぎて秋は苦手だ一葉だけ摘み取り見せる楓の紅さ
18
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山崎ふゆ彦
一面の苔にきらめく水滴も天に昇りて地に降り下りる
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サヤ
月明かりその輝きに魅了されてんとう虫が歌いだす夜
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まあさ
秋空にゆうべの夢から飛び出して来たような羊雲ほわほわほわ
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石川順一
寝て仕舞う磨いた歯には安心し足元気に成る毛の出る皮膚か
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ながさき
法師蝉 去りゆく夏を いとほしみ チカラ尽くして 天に訴ふや
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ななかまど
田の黄金露を宿して輝ける一雨ごとに秋が進みつ
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へし切
秋されば彼の虫去ぬと草むしり油断をすれば疾く刺されけり
20
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千映
茂りたる松の枝切りバッサリと陽射し我が家をほっこりさせる
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詠み人知らず
久しぶり木もれ陽さして早瀬にも淵にも軽やかステップ踏んで
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詠み人知らず
苅田には白鷺降りてぽつねんと物悲しさは彼女ではなく
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まあさ
きまぐれな 風に誘われ 舞っている 葉っぱのメイクは 脆い秋色
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