うたの一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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朔夜
長き夜は赤提灯の赤さえもおいでおいでと人の恋しき
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灰色猫
かみころも恋しい人が出来たならきれいな衣が織れますように
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灰色猫
乳白の天なる川を機を織る君の星まで泳ぎきるから
13
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灰色猫
七夕の逢瀬をつなぐかささぎはひととせかけてつばさ繕い
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横井 信
雪を乗せ 冬の枯れ野を 風渡る いぶき山超え 吾が手に届く
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大野 冨士子
ご馳走を目の前にしてご馳走に 反吐を掛けるは わたしの流儀
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石川順一
シールとりキウイを記憶するために紙に添付し日記を付ける
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コタロー
雪降りて花も凍てつくアスファルト鶺鴒一羽トコトコ歩く
7
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コタロー
初雪の池の中なる錦鯉見上ぐる顏は餌を慾しがる
5
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内藤芽亞
雪の花象ったスカートを屋上でなびかせ無地のスカートにする
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灰色猫
言の葉の海に流したメッセージボトルのなかの想いは秘密
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灰色猫
天国へ持っていけない言の葉があふれる街で叫んでいたの
12
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横井 信
冬の日の 青空惹かれ 歩き出す 赤き椿に 黄色い蜜柑
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コタロー
寒風にカタカタ搖れるトタン板派手な落書き虚しく見えて
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詠み人知らず
空も木も 水も雪もを輝かせ いきる大地に いろづく大地に
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詠み人知らず
雪の灯を辿って来れば 白の国 一面覆う 銀の山脈
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とはと
舟に乗り櫂を突けば木の鳥の山谷目にし水墨流れ
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石川順一
味噌汁の雑炊嬉し冬の季語味付け海苔と林檎を食べる
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灰色猫
大陸が生まれたならば会いましょう地球で最初の恋を握って
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灰色猫
もうぼくら氷河になって眠ろうか地球が再び目覚める朝まで
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