水島寒月さんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- うねりてはうねりかへして真鰯の雲母のごとき耀きを曳く 平成二十五年七月十五日 7 もっと見る
- さう云へば暦に赤きマルをして胸躍らする日やなかりける 平成二十三年九月四日 5 もっと見る
- 陽に映ゆる弘法山をあふぎたり人はどこまで独りなるべし 平成二十三年六月二十二日 11 もっと見る
- 蕎麦の花は葉の緑にぞ映えにける諏訪の平に風を受けつつ 平成二十三年六月二十二日 5 もっと見る
- ごま石を洗ふ国府津の浜に来てお下げの君を想ひゐたりき 平成二十三年六月二十一日 1 もっと見る
- 言ひ訳に非ずと言ひてうにやうにやと言ひ訳めいたこと言ひてをり 平成二十三年六月二十一日 1 もっと見る
- 春ですといふ顏をして並びゐる小鉢の内の筍五枚 平成二十三年六月十八日 4 もっと見る
- 厨より見る夕焼けのかなしけれその赤あかと色美しければ 平成二十三年六月十四日 6 もっと見る
- 寝付かれず暗き厨に一杯の水飲む夜半の独りなるかな 平成二十三年六月十日 5 もっと見る
- 梅雨晴れを木陰に入ればさやさやと紫陽花はやや色付きにけり 平成二十三年六月九日 3 もっと見る
- 枕辺の灯りを君は消すころか梅雨の夜はまた泣き出しにけり 平成二十三年六月九日 3 もっと見る
- したたかに飲めばしみじみ哀しけれ夜半に降り出す雨音きけば 平成二十三年六月二日 8 もっと見る
- 屹立をせよ我がひ弱なるたましひよこんな陳腐な悲しみのため 平成二十三年六月二日 3 もっと見る
- ひなげしは諾ふやうに揺るるかなここ吹く向かひ風を受けつつ 平成二十三年五月二十九日 6 もっと見る
- シナトラのモナリサ聴きて梅雨の夜やわが現し世のわるくも非ず 平成二十三年五月二十九日 3 もっと見る
- 乳房の谷あひに在るふるさとへ我かへらなむ傘を畳みて 平成二十三年五月二十八日 4 もっと見る
- 来週に妻の手術を控へつつ何もなかったやうな夕焼け 平成二十三年五月二十八日 8 もっと見る
- ここにして茜の空を見てあればわれの不実を詫びたき思ひ 平成二十三年五月十七日 3 もっと見る
- 藤の花の風に搖るるを眺めたりすべて定めと思はれもして 平成二十三年五月十七日 1 もっと見る
- シナトラのやさしきこゑに更ける夜や我が現し身は悪くも非ず 平成二十三年五月十六日 4 もっと見る
