やねうらねこさん
のうた一覧
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ほろ酔ひに尖る言葉を呑み込めば身をはみ出してきしむ三角
平成二十二年三月十三日
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便箋は静かなる湖(うみ)行間に雨の匂ひがただよひてをり
平成二十二年三月二十四日
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特急は旅のゆりかご揺すられて子のやうにみな窓辺に眠る
平成二十二年四月四日
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海岸のひかりの帯に傾いたクレーンが梅雨の雲を持ち上ぐ
平成二十二年六月三十日
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過去からの電話のベルにぶれてゆく声は二重のらせんを描く
平成二十二年八月八日
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合歓の花あかるむまひる枝の先に茫洋として陽が揺れてをり
平成二十二年八月二日
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やはらかな山のなだりのふくらみを染めてうす紅山桜咲く
平成二十二年四月一日
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逃げ出した言ひ訳をする横顔は鏡のなかに置き去りにした
平成二十二年六月二十六日
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発芽した豆の双葉の立ち姿まつすぐ伸びて良い子ばかりだ
平成二十二年八月十四日
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萩の香が夜の冷気に染みだしてひときは虫の声の高鳴る
平成二十二年九月二十六日
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ふたりきりひそむ小部屋にかりそめの生と死をへて眠るひととき
平成二十二年三月二十一日
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華奢なゆびほのかに浮かぶ灯の揺らぎメトロノームの夜を打つ音
平成二十二年三月二十七日
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お見舞ひにいつた三月あのときのにぎやかなうそ空へと昇る
平成二十二年七月一日
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何もかも呑み込むやうな夕焼けの海へ沈めむ駆け抜けし日々
平成二十二年九月十八日
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鉄棒のよこに昭和を乗せたまま箱形スカイラインが停まる
平成二十二年十月二日
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稜線にまはる風車はなつかしきゆふぞらの雲かき混ぜてゐる
平成二十二年十二月三十一日
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茅葺きのお堂を雨が降り籠めて春告げ鳥のまだ見えぬ朝
平成二十二年三月十三日
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よろしくおねがいします
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満たされた記憶そのまま残り香のやうにはりつくからつぽがこわい
平成二十二年四月五日
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薄闇を剥ぎ取りてなほ猛りゐる風のまなかにふるふ朝顔
平成二十二年六月二十七日
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谷あひの草を薙ぎつつゆく空にあふるるごとく蝉の声降る
平成二十二年八月十日
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