恣翁さん
のうた一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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陽の当たる縁の柱にもたれたる 直き背しは 若き日の父
令和六年一月三十日
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立つるから折れし線香二三本 土の上にこそ燻りたりけれ
令和五年九月十日
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末枯れぬる倹しき墓に 気の滅入る安物線香 灰を落とせり
令和五年九月七日
15
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手に囲ふ湯吞みのお茶を 旨さふに 唇尖らせて啜りたりけり
令和五年一月七日
11
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逝きし子を偲ばするまで寒き夜 灯りに独り書を展げたり
令和四年一月二十日
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続きたる 木精のごとき銃声が 林の中を鳴り渡りけり
令和三年十月二十三日
5
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月を見て思ひ馳せたる彼のひとの 野辺の送りに見し彼岸花
令和三年九月二十二日
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唐桟の褞袍に 寒さ凌ぎつつ 炭火に 当薬煎ぜられけり
令和元年十月十九日
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母在りし 二階の居間は 昼過ぎも冷えて 樟脳いつも匂ひき
令和元年八月八日
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蟋蟀の 切れ切れな音に 新たしき卒塔婆ゆ 翳りし目を逸らしけり
平成三十年九月二十四日
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香を薫く 先祖の墓の花立ての 真紅の鶏頭 目に染むらしも
平成三十年九月二十三日
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枯れ枯れに 秋蝉鳴き止み 降り増さる雁の涙に 女郎花濡る
平成三十年九月九日
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冷え冷えと しゃがめる雪駄の表にさへ 沁みぬるまでに降る小糠雨
平成三十年九月八日
19
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半通夜の風の 肌に染みたれば 薄衣の袖 掻き合はせけり
平成三十年八月十八日
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急に秋めいたせいか、夏の喪服の...
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新盆に 蓮の散りて 水になほ 浮きつ漂ふ花弁一片
平成三十年八月十七日
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手向けたる樒に 夜雨の名残りにや やがて 墓標を濡れ尽くしなむ
平成三十年八月十日
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線香の 微かに匂へる仏壇に 新たに祀る 白木の位牌
平成三十年八月六日
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散りて後 漣に 身を委せたる蓮の花弁 一片二片
平成三十年八月四日
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夏の色 緑に染めて木下闇 油蝉こそ 暑苦しけれ
平成三十年七月十四日
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合掌
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青草の色を深めて 女梅雨 音も立てずて 卒塔婆濡らせり
平成三十年六月二十一日
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