ことりさん
のうた一覧
(カテゴリー:全カテゴリー 並び替え:人気順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
待つことのつねにさびしく日だまりにただ一鉢の桜草置く
平成二十三年三月二十二日
33
もっと見る
夕立は通り過ぎてわたしからまた一滴の切なさが零れる
平成二十一年十一月三十日
24
もっと見る
悲しいと言いて無限に引き出せばティッシュはかくもさみしき軽さ
平成二十一年十二月十二日
17
もっと見る
亡き人は何を祈らん静かなる一樹にそそぐゆうぐれの雪
平成二十二年一月四日
16
もっと見る
絵空事ばかり言い合う夕暮れに冷たい梨をしゃりしゃりと食む
平成二十二年九月二十五日
16
もっと見る
抱くことなかりし吾子の重みかと月の光をてのひらに受く
平成二十一年十一月三十日
15
もっと見る
昏れてゆく空を見上げた 人はみなふかくさびしい場所に佇む
平成二十一年十二月一日
15
もっと見る
色づきし南京櫨のかたわらを風傷の翅の蝶が飛びゆく
平成二十一年十二月十二日
14
もっと見る
冬瓜をとろとろと炊く背後にはしずかに時間が溶けゆく気配
平成二十二年九月二十五日
14
もっと見る
ゆっくりと世界が壊れてゆくように紅茶に溶けゆく夜の角砂糖
平成二十三年四月十三日
14
もっと見る
すみれ色の栞ひもひとすぢ挟みおく鬼の子が泣く挿絵の頁に
平成二十二年四月八日
13
もっと見る
いずかたへ風は吹きゆくみずうみの波のみだれは限りもあらず
平成二十三年三月三十一日
13
もっと見る
何処より来たれる蝶か思い合うこころのようなふたひらの翅
平成二十一年十二月十七日
12
もっと見る
きららかに蜘蛛の糸見ゆさびしさを言葉に紡がず生きるものらは
平成二十三年三月三十一日
12
もっと見る
砂色の月の夜なりぶらんこのくさりしずかにうなだれている
平成二十一年十二月四日
11
もっと見る
愛されて過ぎゆくひと日の残像となりたし桜の莟ふくめば
平成二十一年十二月十七日
11
もっと見る
だれもしらないところに降る雪を静かに見ていた冬のはじまり
平成二十一年十二月二日
10
もっと見る
それぞれに濡れとおりながらすれ違う雑踏のなかに冬の澪曳く
平成二十一年十二月五日
10
もっと見る
藪椿くらき淵へと傾り咲くきみの片方に魚身とならな
平成二十一年十二月十六日
10
もっと見る
いっしんに遠き未来へ向かう船マラッカ海峡の月くぐりゆく
平成二十一年十二月十七日
9
もっと見る
1
|
2
|
3
|
4
>>