端藤聖さん
のうた一覧
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寄りかかる一人称も無き君の弱く小さな「おれ」をきいたよ
平成二十一年八月十二日
7
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おれのこのリュックのぽっけに入ってる押し花を今君にあげます
平成二十一年八月十一日
6
いつかそんな日がきたらいいな。
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盆踊り回るじいさんばあさんと太鼓の奥に潜むやけくそ
平成二十一年八月十三日
6
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何となしに引き寄せらし廃屋の ノラの集ひにわれも交わり
平成二十一年八月十日
5
廃屋はノラのものです。
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できたてのジャングルジムのてっぺんにいるのに僕はなんか不愉快
平成二十一年八月十四日
5
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あなたから届きしトルコの絵葉書の切手の裏のにほひ嗅いでみる
平成二十一年八月十五日
4
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今晩は雲が出ますね星も月も君を見て見ぬふりをしますね
平成二十一年八月十四日
3
書き直しました。拍手を下さった方...
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バス停に擬態している島田さん今朝もいた ええずっといました
平成二十一年八月十六日
3
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目の前でビール飲みたる君に告ぐっぱあーって言うならたのむはたらけ
平成二十一年八月十一日
2
いないけど、息子よ。
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今朝ぼくはコーヒー豆をミルしつつきみウィンナーをかりかりに焼く
平成二十一年八月十八日
2
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ちょい待てと我の太腿打ちつけしそのSUICA残り30円です
平成二十一年八月十三日
2
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応答せよもしもしこちら東京のベッドタウンの空虚4号
平成二十一年八月十五日
2
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キッチンのゴミ箱の脇落下した刺身洗って食うか食わぬか
平成二十一年十月一日
2
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ノラネコや煮干がほしいだけなのか気休めなのか僕の右手は
平成二十一年十月十四日
2
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我眉を剃り落としたる夢を見き真夜中過ぎにポカリスエット
平成二十一年八月十一日
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ポカリの宣伝です。
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風船につけて放したあの手紙夕べ窓から入りて割れたよ
平成二十一年八月十一日
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君の目に赤きセブンが並ぶとき口に溢るる幾百のコイン
平成二十一年八月十二日
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三度目のデート唇乾きつつデパートの眼鏡売場はしごす
平成二十一年八月十五日
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焼きさんま小骨や臓腑わずらわしやわはだ林檎ピーラーで剥く
平成二十一年八月二十五日
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声聞けばああコンタクト外してるってわかるよ月がでかいね
平成二十一年九月一日
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