村木美月さん
のうた一覧
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「逢いたい」と伝えられずにメールには一行送る「月が綺麗よ」
令和二年十月十四日
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さくらさくら 君に揺らされ零れゆく 今日という日を われ忘れまじ
令和二年四月七日
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斜めから降りそそぐ陽の美しき同じ思いでここに立ちたし
令和二年二月十日
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ベランダであの夜凍えた魂をたまに解凍してみて泣くの
令和元年十一月九日
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花びらのやうにすり拔け微笑ふひと柔らかき棘われに殘して
令和元年十一月九日
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君恋し 鳥のさえずり 秋の風 ふいに聞こえる懐かしき声
令和元年九月二日
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神様に内緒の恋が立ちのぼる 激暑八月 陽炎の中
令和元年八月十二日
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泣き笑いみたいな空も君のせいあなたが全部悪いんだから
令和元年七月二十三日
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オレンジの夕日に呑まれ君想うばったり逢ってさらって欲しい
令和元年七月二十三日
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七夕に全人類の平和とかさらり祈れる私になりたい
平成三十年七月七日
11
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泥の中咲く花ありて煩悩に溺れし我を戒めたまへ
平成三十年五月二日
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桜雨かの人こそが愛されて散り急ぎたる我が身刹那に
平成二十八年四月十三日
13
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夜桜はなお美しく儚くて胸にひとひら口づけの跡
平成二十八年四月十二日
21
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人間は弱くて脆い生き物で繋がりたがる習性を持つ
平成二十六年六月二十六日
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鳴り響く悲しみ行きの発車ベル何故駆け込んでしまったのだろう
平成二十五年十二月三日
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ユーミンの「真珠のピアス」真似をして駄目な女にいつかなりたい
平成二十五年十一月十日
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ハイウェイでゲリラ豪雨を受けながら不埒な君を想って泣いた
平成二十五年十一月十日
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淋しさを舐め合うように抱きあってまだ消えないで冬の炎よ
平成二十五年三月六日
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「もう風邪はひくなよ」という言葉さえお守りになるあなたの欠片
平成二十四年十二月二十一日
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水、酸素、太陽と愛。それだけできっと私は明日を生きる
平成二十四年十月十五日
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