ちりピさん
のうた一覧
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また明日も晴れるであろう蒸し暑い夜に何かを責められている
平成二十二年七月二十五日
8
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暮れかけたどこかの街の路地裏で爪弾いているショパンの「雨だれ」
平成二十二年七月二十五日
10
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悩みなどないかのように背景をあお一色でぬりつぶしてく
平成二十二年七月二十五日
10
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いつか君のとなりで過ごした夏 今はまた別の人と過ごすおなじ夏
平成二十二年七月十二日
3
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明ける空 覚めない夢はないけれどかなわぬ夢はあるしろい夏
平成二十一年八月三日
8
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欲しいなら素直に欲しいといえるうち欲しいと言っとくべきだったんだ
平成二十一年八月二日
10
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いつもより遠回りする帰り道いつかの夏にふいにぶつかる
平成二十一年七月二十三日
9
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正しいということをねじまげながらねじまげながら生きてる たぶん
平成二十一年七月八日
6
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寒いってくらいの理由で泣いていいほどには子供じゃもういられずに
平成二十一年六月二十九日
3
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ひとりでに消えてったものだってある 蛍とか花火とかいろいろ
平成二十一年六月二十九日
7
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あおじろくとおくにかすんでみえるもの が何かわからず消えてった
平成二十一年六月二十九日
1
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雨を待つ君の隣で未来って響きはなぜかすごく淋しい
平成二十一年六月二十八日
4
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かなしみにポチと名づけて待てさせる そのうち相手をしてやるつもり
平成二十一年六月二十七日
19
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歩くのがただ好きなだけという君の横顔をたぶんまた思い出す
平成二十一年六月二十六日
6
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流れてくものは血でも涙でもなくて何かはわからなかった
平成二十一年六月二十六日
7
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真夜中に降り出した雨はすぐ止んで遠くで誰かの声が聞こえた
平成二十一年六月二十六日
2
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雨の降る音を聞いてた この街はいつまでたっても知らない街だ
平成二十一年六月二十六日
11
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体調はいかがでしょうか 今、私雨という名の街に住んでます
平成二十一年六月二十六日
2
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誰からもかえりみられぬ一本の街路樹として背筋を正す
平成二十一年六月二十五日
37
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水面に映った影のせいだった 蛍が二匹に見えた理由は
平成二十一年六月二十五日
4
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