やすむさん
のうた一覧
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今度こそさようならだぜ大海原に罵詈雑言を浴びせて消える
平成二十九年六月二十日
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私のこの私の絶望をプール帰りの小学生が見ている
平成二十九年六月二十日
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さらに行く 私ごときの世界の果てでアントーニオにもらった団子
平成二十九年六月二十日
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怒り さまよった末にまだ使えるビニール傘を砂漠で拾う
平成二十九年六月二十日
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ほら真っ赤になって痒いなあばりばりばりと、春、泣きながら
平成二十三年四月一日
3
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まどろみの毛むくじゃらをザザとなでまわし嫌がられつつ電話を待つわ
平成二十三年三月三十一日
3
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二階から本物本当の富士山をすんなり見てる奇跡らしいこと
平成二十三年三月三十一日
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想像の夜の浜辺は寒いだけ触ってみるよりただ海を知る
平成二十三年三月四日
4
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愛も泥もお好きな色に輝けよこんな体によくない町で
平成二十二年十二月十四日
2
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ファミレスで得体の知れぬ肉を食い一生懸命生きる
平成二十二年十一月九日
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よくしらん英語の歌詞を口元で繰り返しては夏の病床
平成二十二年八月十一日
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風邪ひきました。ひま…。
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体液を天然水ととりかえてやさしくなれるはずだったのに
平成二十二年八月六日
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赤鬼ってなんで泣いたんだっけねと立ち上がる君は海を見ている
平成二十二年八月五日
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テレビの中のあほうどりを母が応援してるその隙に
平成二十二年七月二十二日
3
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ふざければふざけたままで終われそう銀河とノミのあいだに世界
平成二十二年七月三日
5
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全力でけつまずいてる早朝にやっぱり届くはずなく光
平成二十二年六月十八日
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死にたいと思いながらもペディキュアをきれいきれいに乗せる少女の日
平成二十二年六月三日
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日曜の宵風に負けとんでいくあんなに赤い犬の冬の毛
平成二十二年五月十六日
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重力はさっき覚えてきたばかりラララでなぞるちょうみんなのうた
平成二十二年五月十五日
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サカナクションのライブにいきまし...
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清流を三つに割って立ちあがれ理屈を変えるプリーツさらり
平成二十二年五月十四日
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