ひよどりよりこさん
のうた一覧
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青葉闇殯のごとき静けさを駆け抜けるとき死臭を思う
令和八年五月三十一日
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殯(もがり)=古代日本で行われて...
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高慢に疲れていれば母にまた頬をうたれて夏がはじまる
令和八年五月三十日
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パスカルの苦悩は知らず針山に水辺の葦の群生思う
令和八年五月三十日
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トーストを作る手つきが瓦焼くようで心が雨漏りする日
令和八年五月二十三日
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岩石のプレパラートの輝きでレモンを薄く削いだ眩しさ
令和八年五月二十三日
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盗賊の雄叫びあげて鴉たち影掠め取る支度している
令和八年五月十五日
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雲ちぎれすべての人にさびしいを届けるための切手のようだ
令和八年五月八日
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五線譜の空に音符の風船をたどるときには歌が生まれる
令和八年五月八日
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氷噛み硝子でできた歯車が頭の中で音をたててる
令和八年五月八日
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浴室に草原色のバスクリン満たせば潜る地球のように
令和八年五月一日
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生臭い匂いかすめる地下鉄で私は都市の内蔵となる
令和八年五月一日
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悲しみが永遠となるその日まで水時計めく滴る涙
令和八年四月二十五日
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霹靂がいま冴えている晴天の朝きりだした別れの言葉
令和八年四月二十五日
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霹靂=かみなり・いかずち
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ハンコおすように地べたにはりつけたおしり冷たくアリを数える
令和八年四月十八日
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太陽を分け合うように鳥たちはおのおの熱き心臓をもつ
令和八年四月十八日
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読み終えた人のこころに移り香のようにきらめく詩歌の言葉
令和八年四月十八日
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剥き出しの刀剣となる野望秘め花弁浴びる若人が立つ
令和八年四月三日
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まつぶさに星をみつめてまなざしの橋架けるとき禍が来る
令和八年四月三日
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海の上剃刀の刃つぎつぎと滑らせるよう陸に波くる
令和八年三月二十二日
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いつみても飛び跳ねているぬりたての水色ペンキの球は地球だ
令和八年三月二十二日
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