一秋さん
のうた一覧
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水生園雨煙に紫の菖蒲群 一切に驟雨、形而下濡れおり
令和七年七月六日
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塀際に咲きし紫陽花梅雨空の 萼濡らす雨細く降り続き
令和七年六月二十五日
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夕陽差す遺棺に君は一礼す 悲しみの鶴如く首を深々と
令和七年六月十二日
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初夏が来て病院の坂登りゆく 浮雲の下に片隅の暮らし
令和七年六月五日
2
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スーパーの駐車場の中に水溜まり 陽光にぎらぎら世界の縁におり
令和七年五月二十六日
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花曇りベランダ花壇のヒアシンス晩き春日に青星揺れて
令和七年五月十三日
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孫去りぬ残されし玩具転がりていよいよ縮む生苦き春
令和七年五月六日
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軒の端に春の夕雨降りかかり佇むこころ雨音に冷えて
令和七年四月二十九日
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落陽に山染まりゆき佇めば春の入り陽に老いの影長く
令和七年四月二十一日
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煙る雨春雷光った緑野につかの間浮き立つ淡き菜の花
令和七年四月十六日
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散りかかる、と傾く老いも古年の爛漫とっくにわれ花吹雪
令和七年四月十三日
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庭面にも晩霜降りし春の朝土踏む音に耳立てる猫
令和七年四月十日
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冬に春混じる気配の桜風春の曖昧に解けゆくわが身
令和七年三月二十六日
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温みゆく酷冬の水洗顔の指に確かめ老いの顔見る
令和七年三月二十一日
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湖の岸水仙の一叢光風に真白ひとつ生まれ来る春
令和七年三月十八日
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泣きそうな鈍色の空の街をゆく雪にはならねど冬、小糠雨
令和七年三月五日
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真澄なる冬の天空仰ぐれば小さき我執もいつか蒼に染む
令和七年三月三日
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胸騒ぐ、遠きサイレン雪の夜の見知らぬ人世へ夢は漂い
令和七年二月二十四日
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曇り窓息吹きかける子らの目に星霜のごと積もりゆく雪
令和七年二月二十二日
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