畑中さん
のうた一覧
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梅雨晴れ間隠れがちなるカナヘビの常にはあらず石の上にゐき
令和六年七月十日
3
今年は梅雨がはっきりしていて天気...
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捨て置かれながく時経しコンテナのかなしみのごと錆散らすなり
令和六年七月八日
2
暑い日が続きます、みなさまご自愛...
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梅雨烏はげしく鳴きて憤死せし天子墓陵の上を急ぎぬ
令和六年六月二十四日
4
古代には壬申の乱など大きな争いが...
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夏山の霧晴れ行きぬ幾代か棲み付く猿の積みし石より
令和六年六月二十一日
4
山に棲む猿のほうがそこの神社や寺...
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紫陽花の周りを飛べる紋白蝶の羽根は近づきまた離れけり
令和六年六月二十日
4
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高き鳥居の神社を祀るこの水郷に雨降るときは龍昇るとぞ
令和六年六月十九日
3
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戦争のこと勇ましく伝へたるラヂオ塔いま蓮の咲く中
令和六年六月十八日
2
街の店先などで大きな甕に睡蓮を咲...
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立葵路傍に咲きていつしかも梅雨の晴れ間の空ひろがりぬ
令和六年六月十七日
5
梅雨時期は家に籠りがちになります...
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満月の芦原沼にサギ一羽はばたかむとす遠き世のごと
令和六年六月十六日
6
水辺には昆虫やたくさんの生き物が...
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清浄と祠を置くは落ちのびし平家が山を拓きしところ
令和六年六月十五日
5
田に稲が育っているのを見ると気持...
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蚕豆を手籠に摘んで帰るさの道一面に日差し満ちたり
令和六年六月十二日
5
今年のそらめめはよくできておいし...
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縁側に精霊バッタとしよりの機嫌伺うごと来をり
令和六年六月十日
4
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烏賊焼けば梅雨降り続く闇夜にも命あるごと身を反るあはれ
令和六年六月六日
2
仕事の調べ物で夜中まで起きてたの...
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道端の庚申塚に桐咲いて講はなけれど今にのこれる
令和六年六月六日
3
道端には昔からのものがいろいろ残...
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世の人に先がけて蚊に吸われしがこの老骨をおもへば寂し
令和六年六月五日
2
ブーンて聞こえたとおもったらもう...
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路上にて見失ひたる猫の仔の角を曲がれば塀の上に居き
令和六年六月三日
2
ちょっと冷える朝です
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少年の野球する野の遠くにて夏の嵐の雲過ぎゆけり
令和六年六月一日
4
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